発祥の地の唐揚げ

大分に根付いた「唐揚げ文化」

大分県の県北地方、宇佐市や中津市、福岡県豊前市・築上郡には 非常に多くの唐揚げ専門店が存在し、各店独自のしょうゆやにんにくを 混ぜた下ごしらえ用の「秘伝のタレ」でその味を競い合っています。 キロ単位で買っていく風景も日常的なものであり、「からあげ」が 常に欠かせないものとなっています。当店でも夕方のピーク時には 「ぶつ切り1kg!」「手羽先2キロ!」「骨なしとぶつ切りを1キロづつ、 あとすなずりを500gね!」というオーダーが毎日飛び交っております。

家族団らんの象徴

最近では全国的なからあげブームも手伝い、「からあげの聖地」とも呼ばれ、 またその発祥の地も宇佐市とされています。映画「恋空」では宇佐市で 撮影され、映画の中では家族団らんの象徴として大皿のからあげが登場する シーンが幾度となくあり、そしてラストシーンでは「今晩は、からあげね!」 というセリフもあるほどです。それほど「からあげ」は宇佐にとって密接 したものであり、また食卓に上がるからあげの盛り合わせをみんなで囲む その様子から、「からあげ」は家族団らんの象徴とされています。

戦後間もなく誕生した、「からあげ専門店」

唐揚げの発祥は、宇佐市の四日市にある「来々軒」であり、戦後間もない頃に 中国系の主人が、養鶏場で規格外の鶏を処分していたのを安く譲ってもらい、 「多くの人に安くお腹いっぱいになって欲しい。」と、唐揚げにして売り出したのが 始まりとされます。その後、同じ宇佐市四日市の「庄助」に唐揚げの作り方を 教えたとされ、その「庄助」が唐揚げを主としていた専門店であったため、 からあげ専門店発祥のお店とされています。宇佐から徐々に中津市に広がる 唐揚げ専門店は「庄助」がその味を教えたものも多く存します。

アツアツのからあげを食卓へ

現在でもからあげ専門店は県北地域一帯で70店以上が営業をしており、 注文をしてから出来立てを用意する独自のスタイルは今では地元をはじめ 全国的に人気を博しております。